(113)・・・薬地獄・・・

抗精神病薬には、どんどん新薬が出て、何も知らない人は、どういう薬か分からぬまま延々と飲まされてしまう。(新薬は下線)

*旧薬:セレネース、コントミン、レボトミン
*SDA(ドン系):リスパダール、ルーラン、ロナセン、インヴェガ、ラツーダ
*MARTA(ピン系):ジプレキサ、セロクエル、シクレスト
*DSS:エビリファイ
*SDAM:レキサルティ

次は向精神薬の中でも、抗うつ剤。

*旧薬:トフラニール、アナフラニール、トリプタノール、デジレル
*SSRI:ルボックス、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロ
*SNRI:トレドミン、サインバルタ、イフェクサー
*NaSSA;リフレックス(レメロン)
*S-RIM;トリンテックス

 相談にやってきた人に、「何を飲んどるんぞな?」と聞いても、「精神安定剤と睡眠薬だけよ」と言う。「安定剤言うても、色々あろがな?」「なんも聞かされとらんけん、知らん知らん」「自分が何を飲んどるんか…いちいち、チェックせないかんぞな」

調べてみれば、安定剤と言っても、抗精神病薬が出されていたり、睡眠剤にも、セロクエルやジプレキサが、普通に処方されている。それも、診断が難しくない、明確な神経症圏でも、「統合失調症」「うつ病」にされ、流行の新薬が出されている。製薬会社のプロパーが、手取り足取り、医者を洗脳している光景が目に浮かぶようである。

こういうボロ医者は、3剤、4剤同時処方も平気だから、結果的に、カルテの診断名は、「統合失調症+うつ病」になってしまうのだ。市内でも、ワースト3のクリニックでは、特に、抗精神病薬MARTA系のラツーダと、新しい抗うつ剤S‐RIM(セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節)であるトリンテックスが、軒並み処方されている。

分かりやすいのが、リストカットや過食をしていると、「パーソナリティ障害」にされてしまう。しかし、処方内容から、診断名は、「うつ病」「統合失調症」になって行く。解離性幻聴などがあったら、もうおしまいである。実際は、愛着障害から、自己否定感情になっている場合。つまり、アダルトチルドレン問題である。そこに、生来性の発達障害があって、親にも同障害があって、心が通い合わない生育歴を持った人たちのことも多い。

18歳の女性。過食嘔吐とリストカットに苦しんでいたが、〇〇記念病院に行くと、なんとリスパダール処方!おかげで、衝動性を抑えられず、食欲増進も激しくて、セカンドオピニオンで来院した。これが、稀な例ではなく、何人も何人も同様の被害を受けている。しいのきで診ているのは、氷山の一角だろうから、全体像を想像すると恐ろしくなる。

この病院には、ご丁寧に「児童思春期外来」がある。だから、被害者が続出してしまうのだ。先日やって来た13歳の少年は、小学5年で不登校になり、ここに受診したら、レキサルティを飲まされていた。こんな子どもにも、抗精神病薬か~い?!医者の方が、頭がおかしいやないか~い?!

一方、県立子ども療育センターは、発達障害支援センターでもある。ここを頼る親子は、数知れないのだが、ここでも、コンサータ、インチュニブ、エビリファイ、リスパダールを飲まされている子どもが山のように居る。子どもに対する精神薬処方をやめるよう注意喚起したり、世間に対し、啓蒙すべき立場なのに、あぁ、なんたるちあ、惨たるちあ!!

こういう調子だから、毎日毎日、僕の血圧が下がることはない。先だっては、イライラが激しく、夜も寝ない、無茶苦茶食べる…という高齢男性を診たら、腰を抜かした。80歳が近いのに、ジプレキサやセロクエルを飲まされ、昂揚、過食、アカシジアが出たら、今度は、セレネース液を飲まされていた。これは、ほぼ殺人未遂である。

 21歳の女性。やはり、リストカットが止められなくて、市内のクリニックを受診したら、統合失調症にうつ病を併発していると言われたらしい。抗精神病薬(ラツーダ)や抗うつ剤(イフェクサー)によって、衝動性はかえって亢進し、体重は、50㎏も増えてしまった。

このクリニックを笑えないのは、横浜大口病院事件である。看護師が、点滴に消毒液『ヂアミトール』を混ぜて、多数の入院患者を死に至らしめた事件の裁判が進んでいる。この看護師の診察をした精神鑑定医は、「うつ病から統合失調症に進行していた」などと、小学生のような鑑定をやっている。あ~あ、もう無茶苦茶じゃ!

今の精神医療では、どんな症例でも、統合失調症かうつ病にされてしまう。それどころか、二つが併発していたり、移行したりするらしい。こいつらは、「発達障害が、統合失調症を発症した」…などと、スマしておぬかしになる。もう、笑止千万!

インチキ病院の見分け方。

 1.不眠に、ハルシオンを処方。(→不眠の遷延化)
 2.不安に対して、デパスなど、ベンゾジアゼピン薬を延々と処方。(→ベンゾ中毒)
 3.無闇にアキネトンやアーテンを処方する。(→幻覚や鬱)
 4.プロトンポンプ阻害剤(タケプロンやオメプラール)を何か月も延々と処方する。(→認知症、肝障害、胃低酸症)
 5.ロキソニンなどの鎮痛剤を、定期処方として出している。(→鎮痛剤依存性頭痛)
 6.コレステロール低下薬を、延々と処方する。(→低コレステロール血症→鬱)
 7.抗うつ剤や抗精神病薬を、単剤処方しない(複数処方する)。
 8.子どもに、精神薬処方をする。(児童虐待)
 9.高齢者に、精神薬を処方する。(殺人未遂)
10.うつ状態に、エビリファイやジプレキサ(←精神病薬)を処方する。(→焦燥)
11.うつ状態を、うつ病と診断し、抗うつ剤を処方する。(→遷延性うつ病)
12.ベースにある発達障害を見逃している。(根本的な誤診)
13.衝動性を、抗精神病薬やベンゾ系抗不安剤で抑えようとする。(→悪化)

あぁ溜め息ばかり…。僕のような半端者が、なんぼ叫んでも、もうどうにもならん。世の中、1㎜も変わっとらんのよ。

「働けど働けど なおわが生活くらし楽にならざり ぢっと手を見る」

石川啄木~一握の砂
(出典:イラストAC

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