(193)・・・モノ言えば唇熱し・・・

 予想通りの展開である。自民と維新が勝って、さぁ改憲だ、軍事費倍増だとキナ臭い空気が漂っている。あの悪党が死んだら、急に「優しかったアベさんは、お気の毒」だそうな。ハシシタなどは、テレビでウソ泣きしてまで、「アベさんは偉かった」「一国の総理だった人に、罵詈雑言ばりぞうごんは許せない」などと、もっともらしいことを言う。お前が言うな。悪口雑言と脅迫まがいの口汚なさで、まるで暴力団かと言われているお前が言うな。

 ものを言いにくい世相だが、はっきり語る人も居る。人に紹介されて、ブログを読んだが、小出裕章さんは、健在そうだ。「原発は要らない」の小出裕章さんである。こういう直球を投げる人、好きじゃなぁ。→ブログ『チョイさんの沖縄日記』(辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録)

文中の
1. 特定秘密保護法制定
2. 集団的自衛権を認めた戦争法制定
3. 共謀罪創設、
4. フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致
について、ちょっとだけ解説。

  1. 〈防衛に関する事項〉〈外交に関する事項〉〈外交の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項〉〈テロ活動防止に関する事項〉の4項目に関して、政府が嘘を付いても良いという法律である。つまり、合法的嘘つき法案。内閣が公開を承認しなければ永遠に秘密にしておくことが可能である。このため憲法に保障されている言論表現の自由はもとより民主国家の原則である〈国民の知る権利〉にも抵触するおそれがあり、新聞・放送・出版などの言論界・ジャーナリズムからは強い批判が出され,法曹界からも懸念が表明されている。
  2. 日本国憲法は、専守防衛だけを定めている。ところが、安倍内閣は、強引に解釈変更をして、友好国が攻められたら、攻撃に出ても良いというルールを作ってしまった。どうしても戦争がしたいなら、おまえら年寄りから行ってくれ。
  3. なんらかの反政府運動を、協議し合意しただけで、実行していなくても犯罪と見做す。
  4. 安倍晋三の国際オリンピック委員会でのアピール。福島第一原発汚染水事故に関して「状況はコントロールされている」とする大嘘発言あり。事故後11年経った今も「原子力緊急事態宣言」が解除できないまま、被害者たちが苦難にあえいでいるというのに。

 もう一つ、紹介したい一文あり。週刊「新社会」の『一刀講談』(甲斐淳二)(2022.7.13)

幸徳秋水は120年前、「帝国主義は愛国心を縦糸とし、軍国主義を横糸として織りなされる」と指摘した。時代は違っても類似点がある。
「戦争は教室から始まる」と言う。戦争を起こそうとする政治家は、まず教室で子供たちに愛国心を刷り込む。安倍晋三夫妻肝いりの森友学園では、「教育勅語」を子どもたちに暗唱させていた。
「勅語」は「お国の為に命を捧げる」と誓わせ、その死を美徳と教え、明治以来の戦争教育の中心だ。
戦争への反省から国会で排除・失効が決議されたこの「勅語」を、安倍内閣は「学校で使用可能」と17年に閣議決定し、復活の道を開いた。
「横糸」の軍国主義はと見れば、改憲勢力は、やれ9条改憲、緊急事態条項、軍事費倍増、敵基地・中枢への攻撃だと、政治も軍事も、戦争体制に進もうとしている。
一見強そうに見える「縦糸・横糸」の怪物にも、大きな弱点がある。それは、人々は圧倒的に平和を望んでいる、という点だ。戦争反対と平和という二丁の大きなハサミで、縦横斜めに切れば、まだまだやれそうだ。

…こういうものを読むと、少し元気が出るなぁ☆ 

さて、統一教会の霊感商法で、財産を失った人が何人居るだろう。一冊3000万円の「聖書」まがいのものを、一家で3~5冊買わされた人も居るそうだ。あゝいう詐欺集団の広告塔になって、「私は、無関係です」では通らない。被害者の無念やるかたなし!…

…悪政を挙げればきりがないが、侮辱罪の厳罰化も他人事ではない。裁判所は、強いものの見方である。下手な書き込みも、これからは危なくなるだろう。おとろしあ、おとろしあ。これからは、今までのお上品な書き方をやめて、もっとゴリゴリ書いちゃるけんな…(怒)

(出典:イラストAC