(165)・・・ムーミン展・・・

 県立美術館で、ムーミン展をやっていると聞き、早速出かけてみた。実は、ムーミンにはあんまり興味は無い。リトルミィに会いたかったのだ。

 作者である、ヤンソン姉弟の写真や原画が多数展示され、ムーミングッズが驚くほど高価な金額で販売されていた。しかも、原画の中には、リトルミィは数少なく、いささか拍子抜けしたが、もともと歩くのが目的だったから、それはいい。

 リトルミィは、ミムラ夫人の36人!!の子どもの中の、末っ子らしい。母親も他の35人も、船に乗っているのに、ミィだけが、ムーミン屋敷に住んでいる。何でか、分からん。ミィたちのお父さんが誰なのか?まるで分らん。

なにしろ、ミムラ夫人は、ムーミンパパの親友であるヨクサルと結婚し、スナフキンを産んでいる。スナフキンは、ムーミントロールの親友であり、沈着冷静、聡明な男。リトルミィの異父弟になる。どう見ても年上に見えるが。よう分からん。

リトルミィは、勇敢で探求心、好奇心が強く、毒舌を吐くが、憎めない。機知に富み、独立心が旺盛で、綺麗事が大嫌い。照れ屋で、無愛想なのに、可愛いのだ。不思議な魅力、なんでか分からん。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、三谷幸喜の脚本が、遊び心満載である。北条政子(源頼朝の正妻)の異母妹は、阿波局(あわのつぼね)と言われるが、源氏の歴史書「吾妻鏡」にも、本名不詳である。そのおしゃべりと悪戯好き、そしてお茶目な役を、宮澤エマが演じているが、三谷幸喜は、リトルミィファンゆえに、阿波局の名前を実衣としている。

宮澤エマ演じる実衣や、姉政子(小池栄子)の父親が、北条時政で、その後妻を宮沢りえが演じている。宮澤エマは、宮沢りえとは血縁じゃなく、こちらは元首相宮澤喜一の孫らしいよ。

源頼朝(大泉洋)は、弱虫で女たらしで、冷酷無比。源義経(菅田将暉)は、単細胞の猪武者として描かれて、いったいどうなる事やら。あまりの描かれ方に、抗議が殺到しているらしい。さすがに三谷作品☆先が読めずに、よう分からん。

だいぶ脱線したなぁ。なんとか、リトルミィの「歯ブラシ立て」を買えたので、診療机に、ペン立てとして置くことにした。優しくて、頼もしき相棒、リトルミィよ。頼むぜ、見とってくれよ☆

(c)Moomin Characters TM
(c)Moomin Characters TM