(3)・・・懺悔の値打ちも無い・・・

SSRIとかSNRIが黒船のように入って来て、うつ病の時代になる。

失恋や死別や貧困など、憂鬱になって当たり前の事例でも、 うつ病→抗うつ薬処方になるのである。昔は…昔は…と言っていると、年寄りと笑われそうだが、 昔は、抑うつ神経症とうつ病は、はっきり区分けされていた。 無茶苦茶にしたのは、ICDなどの疾病分類である。 あれを見ていると、ありもしない人格障害まで登場するから恐ろしい。

話を戻すが、こういう馬鹿処方の加害者になって来たのも、 自分なので、懺悔するしかない。味酒時代は、ルボックスをよく使った。 だから、当時の人が、しいのきを訪ねてくれると、本当に嬉しい。 つまり、減断薬のチャンスが巡って来るのだから。

ところが…ところがである。減薬は出来ても、断薬できない人が、 2割近くいる。どうにもならない接着力である。 仮に、急性期には必要だったとしても、ずるずると処方し続けたこちらの罪である。 これが嫌で、しいのきに来てから、まず精神薬処方は避けている(→漢方処方)。
精神薬は、いつまで飲ませるの?いつやめる? 離脱症状があって、容易ではないのに? 精神薬による鬱、不安、衝動性、だるさ、幻覚妄想…?どうするの? セロトニン仮説などに騙されていた自分が情けない。

(出典:ざんげの値打ちもない – 北原ミレイ)

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