(38)・・・あゝ我が母校(愛光学園編)・・・
今回は、気の進まないテーマである。柄にもなく迷ったが、毒を吐くヤツは他に居らんだろうから、ここに書き留めておく。
あ~愛光ですか?と言われるだけで、肩身が狭い。医療業界では、「金儲け主義の医者は愛光OB」という定評があり、胸を張っていられない。
在学時代は、特別な目で見られ、「よう勉強おしるんじゃのう」と言われて、変人扱いされ、女子高生からは、あからさまに敬遠された。
この仕事をするようになって、隠された暗部を知ることが増え、つまり、先輩後輩を、精神病棟で見かける度に、いやな気分になったものである。おまけに、当時の教師を、何人も診ることになり、且つ、その家族までも診たのだから、胸中複雑と簡単には言えないものがある。
十代の6年を過ごした母校への愛着も深く、同じくらい憤りや憎悪感情も持ち続けている。自分の良くない性格の部分を、愛光のせいにして、「あそこに行かなんだら、もっとええ人に成れたはずだ」…などと強弁している。。
「愛と光の使徒たらんこと」…とスペイン人神父がのたまうたびに、嘘臭いと感じたのは、おおかた正解だった。正面玄関の、聖トマス像の鼻に、鼻くそを擦り付ける奴が、僕以外にも大勢居たらしい。切支丹伴天連で粉飾した、受験予備校だと知ったのは、遅いかも知れないが、中学から高校にかけてだった。
東北新社という衛星放送会社が、様々な許認可を受けて、急に大きくなったのは、ガースー総理のドラ息子、菅正剛が接待部長になり、総務省の役人を、豪勢なご馳走で饗応接待して以降だから、要するに、ワイロである。ガースーは、「親子と言えども別人格だ」と知らん顔したが、菅正剛は、更迭された。
その総務省ナンバー2(次期事務次官候補だった)の谷脇康彦が、愛光21期なのだが、話はこれで終わらない。東北新社の顧問には、元NHKの今井環(NHK政治部記者→「NHKニュース10」キャスター→NHK理事)が居り、こいつが14期生である。
谷脇の同級生には、財務省トップである前財務事務次官の岡本薫明、三井物産代表取締役社長に異例の社内序列32人抜き就任で話題となった安永竜夫、読売新聞政治部長等を経て、日本テレビ放送網常務となった玉井忠幸なども居るが、裏でつるんでいても不思議ではない。
先程の、今井の同級生には、樋口建史が居る。こいつは、合法やくざの元組長(つまり警視総監)であり、ガースー総理が、カジノ管理委員会の委員に任命したことで、一時問題になった。ヤクザに、博打の仕切りを任せるというのだから、皆が皆、グルである。
ガースーには、息子だけじゃなく、実弟の秀介というボンクラも居り、こいつが自己破産して浪人した後、JR東日本子会社の部長に抜擢されたが、その手引きをしたのが、JR東日本副社長だった石司次男であり、これが先の今井や樋口の14期同級生である。
谷脇問題で揺れる総務省は、検証委員会を立ち上げ、新谷正義総務副大臣をトップに据えたが、こいつも愛光35期の卒業生である。後輩が先輩を指弾できるはずもなく、その後うやむやになってしまった。
少しポイントが逸れるが、安倍政権下の加計学園問題で、獣医学部新設の推進派だった今治市長と官邸との間を取り持った山本順三参議院議員も愛光中学の出身である(高校は今治西高校)。
他にも、クズは掃いて捨てるほど居るが、我々の業界では、認知療法という新興宗教教祖の大野裕(元慶応大精神科教授、雅子の主治医)が、診断は出来ない、処方は素人…と言われ、有名になった(僕が言っているだけか?)。これが、10期生である。
霞が関周辺や安倍、ガースーの近辺には、数え上げれば紙数が足りないほどのゴミOBが居て、どいつもこいつも小悪党だらけである。特に、高級官僚は、国民の公僕である事すら忘れ、辺野古に原発に、国民を泣かせているのだから、革命が成就した暁には、市中引き回しの上、ギロチンの刑でも足りないだろう。哀れなことに、一人一人は普通人、むしろ好人物も多かったのだろうが、教育と環境により、ここまで朽ち果てるのだから、あ~あ、何をか言わんや…。
こんなんばかり作って、平然としている愛光学園は、製造責任を問われるべきであるが、相も変わらず、偏差値ばかりを追いかけている。同窓会誌に投稿しても、こんな調子だから、載るはずがない。
昔、学校の前で、流しのたこ焼き屋をしながら、生徒にビラ配りをしていたが、そのビラを読んだ生徒たちが、クリニックにどんどんやって来て、業を煮やした愛光は、「笠陽一郎禁止令」というものを出しやがった。
笑ってやってください。嘲ってやってください。