(109)・・・ブラクジラ天体編・・・

夜空の星を見ることも少なくなった。太陽と月くらいしか知らない大人も増えてしまった。

星には、恒星と惑星がある。太陽系ならば、恒星は太陽。惑星は、水、金、地、火。木、土、天、海、冥の12個が惑星になるが、最近では、冥王星は準惑星らしい。惑星の周りをまわっているのが、衛星。つまり、地球の衛星は、月であり、土星の惑星は、タイタンである。気象衛星などは、人工衛星として、地球を回っている。

地球は、太陽の周りを365日かけて公転し、24時間かけて自転している。太陽は遠くて、光が届くのに、8分かかる。しかし、多くの星の光は、数百万年とかをかけて、光が届いているから、もう今は存在しない星も多いだろう。恒星、惑星の多くは、ガスの塊であり、水星、金星、地球、火星だけは、珍しく岩石で出来ている。自分では光ることなく、恒星(太陽)に照らされて光っている。最も明るい惑星は、金星であり、「明けの明星」「宵の明星」と言われ、すぐに見つけることが出来る。火星はその名のごとく赤星なので、分かりやすい。

恒星は、ガスの集合体であって、核融合反応により、莫大なエネルギーを生み出している。その恒星が集まったら、「星団」と言い、漂うガスの集団を「星雲」と言う。太陽系は、昔、宇宙の真ん中にあると思われていた。ところが、銀河系(天の川銀河)の片隅の、ほんのわずかな一部分だと分かって来た。

我々の居る太陽系、それを含んだ銀河系は、これまた宇宙の中では、わずかな一部に過ぎない。星団、星雲がたくさん集まったものを、銀河と言い、宇宙には、数万の銀河があって、天の川銀河(それでも、数億個の星)など、ほんの小さなものらしい。

NASAが打ち上げた無人惑星探査機ボイジャー1号は、太陽系を脱出するのに、35年かかった。銀河系を脱出するには、数十万年かかるらしい。もう、わけがわからん。

天文学では、星団、星雲、銀河などと言うが、それとは別に、星の並び方を動物や品物に見立てたものを、「星座」という。古代から、色々な星座が作られて来て、主な星座は88個。その中の12星座が有名である。(おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座)

「わしは、おうし座じゃけん、頑固ぞな」「あたいは、さそり座の女だよ~ん」などと言うのは、まぁ単なるお遊びであって、何の意味も無い。

12星座以外にも、アンドロメダ座、オリオン座、くじら座など、聞いたことがあるものばかりだが、空を見上げても、どれがどれやら、もう忘れてしまった。人間どころか、地球すらちっぽけなものだと、再確認するために、星を見上げるのもいいものである。

星物語で、分かりやすいものは、
①七夕の物語
②北極星の見つけ方
③すばるの物語
だろう。

  1. 七夕(旧暦7月7日)には、天の川を挟んで離れ離れの彦星(わし座の「アルタイル」)と織姫(こと座の「ベガ」)が、はくちょう座に乗って出会えるという寓話。この話、誰れに聞いたか分からないが、なぜか誰でも知っている。実際には、星が動くことは無く、出会えるわけではないらしい。

  2. 小学校では、北極星を見つける授業があった。昔の航海の目標として、北半球では、北極星を。南半球では、南十字星(サザンクロス)を目安にしていた。北の空に、おおくま座があって、その熊の腰から尻尾あたりの七つ星を、北斗七星と言い、ひしゃくの形で分かりやすい。その反対側に、Wの形で有名なカシオペア座がある。それらの先端同士を結んだ真ん中に、こぐま座があって、その主星が、北極星(ポラリス)である。これなら、今でも見つけることが出来る。

  3. 冬空で輝くオリオン座は、鼓の形をしていて、真ん中に明るい三ツ星があって、見つけやすい。そのオリオン座の隣に輝くのが、プレアデス星団(すばる座)であり、スバル自動車のマークにあるように、6つの主な星が集まったもの。統ばる(一つにまとめる)という、万葉時代の日本語から、すばる座の名前が生まれた。谷村新司の唄でも有名である。

そのすばるを追いかけるように輝く星が、アルデバラン(後追い星)である。天空には、1~6等星という明るさの基準があって、一等星は21個しか無い。その一つだから、かなり明るいはずだが、見つけたことが無い。
自分は絶対に見ないが、NHK朝ドラの「カムカムエヴリバディ」の主題歌が、『アルデバラン』。AIあいの歌唱力と森山直太朗の才能(作詞作曲)が、不思議な融合を奏でている。ラヴソングだが、どこか悠久の宇宙観が流れている。

アルデバラン
歌:AI 作詞・作曲:森山直太朗

君と私は仲良くなれるかな
この世界が終わるその前に

きっといつか儚く枯れる花
今、私の出来うる全てを

笑って笑って 愛しい人
不穏な未来に 手を叩いて
君と君の大切な人が幸せであるそのために
祈りながら sing a song

見上げてごらん煌めくアルデバラン
溢れてくる涙の理由を

またこうして笑って会えるから
ただ魂の赴く方へ

紡いで紡いだ 心の糸
ペテンな時代に 負けないように
もしも君が不確かな明日に心震わせているのなら
私だってそうよ friend

会えない時の静寂が
永遠にも思える夜
その孤独に互いの愛を知るの
だから

笑って笑って 愛しい人
不穏な未来に 手を叩いて
君と君の大切な人が幸せであるそのために

祈りながら sing a song
祈りながら sing a song

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ai/aldebaran/
(出典:イラストAC

(出典:イラストAC
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