(220)・・・当たらずと言えども遠からず・・・

 テレビ朝日の玉川徹が、総攻撃にあっている。例の国葬の際、菅(ガースー)が弔辞を読んで評判だったらしいが、それを玉川が、「どうせ電通が入っている」と醒めた見方をした。実際は、電通は入ってなく間違いだったから、世間の袋叩きにあっている。

 もともと、反権力の玉川は、政権側からは睨まれていた。だから、このミスに乗じて、叩きまくっているのだが、自民党のみならず、ハシシタやほんこんが、猛攻撃をして自民党の加勢をしているのだ。

 そもそも、ハシシタやほんこんなど、大阪の半グレであり、芸能界に生きる「人間のクズ」に過ぎない。自分らは、失言、放言で叩かれても、素直に謝ったこともない。普段から、玉川徹の存在がうっとおしくて仕方なかったのだろう。

 だいたい、電通が入っている…という推測は、当たらずと言えども遠からずである。オリンピックでも、ワクチンでも、銭儲けの場所には必ず首を突っ込んで、下請けに仕事をやらせながら、予算(国民の税金)を中抜きする…というあくどい利権屋である。叩けば埃が…ゴミが…ばい菌が出るのが、電通である。五輪汚職事件には、電通の中心人物が関わり、そこに、アベ、ガースー、森が関与していた。玉川の言いたかったことは、あながち間違いではない。

 さて、ガースー曰く、「寝ずに考えた弔辞」らしいが、しかもウソ泣きしながら読んだそうな。ところが実際は、「剽窃」だったことがバレてしまった。アベが、JRの葛西某の葬式で読んだ弔辞から、ほとんどコピペして使いまわしていたのだ。まともに日本語も喋れないような男が、山形有朋と伊藤博文のエピソードを、短歌を交えて話せるわけがない。

 じゃあ元ネタのアベの弔辞(JRの葛西の葬式)を、アベが考えて書いたかというと、そんなこと誰も信じない。専属のスピーチライターが書いたのだろう。あの男のオツムでは、まともな作文すら困難である。専属のスピーチライターというのは、財務省出身のAとか、総務省出身のBとか言われているが、どちらも東大出の高級官僚には違いない。だから、血の通わない、世間知らずの、(匂いの無い)屁のような文章になる。今時ならまだ、AIの方が気が利いたスピーチを作るだろう。

 アベやガースーは、広島や長崎で、スピーチを使い回して批判され、文章を読み飛ばし、文字を読み間違えて、呆れられた。紙なんか読まずに、気持ちを込めて手短かに喋ればいいのだが、国民を想う気持ちなんか無い…のだから、仕方がないわい。相変わらず懲りない連中である。アベ政治は、あらゆるものを壊しまくったが、国会では日本語のほとんどが死んでしまった。

「記憶にございません」「そういうご批判は当たらないと思います」「今後検討したいと思います」「遺憾に思います」「コメントは差し控えさせていただきます」…これだけ知っていれば、総理大臣が勤まる国にしてしまったのだ。我々、団塊の世代の責任は重大すぎるよ。

(出典:イラストAC