雑言集…(058)【どこか似ている、物書き男】
ホトトギスは、杜鵑、不如帰、時鳥、子規…など、
多くの漢字が当てられる。
鳴き声は、
「テッペンカケタカ」
「特許許可局」
等と聞こえるらしいが、
自分には、
「ホトト~ギス」としか聞こえない。
口腔が赤いので、
「鳴いて血を吐く」と言われ、
正岡升(のぼる)は、
結核で喀血してから、
俳号は子規、
文芸雑誌は、「ホトトギス」と名付けた。
(この時入院した神戸病院は、
後の神戸大学病院)
ついでながら、のぼる→のボール→野球。
打者、投手、走者、四球、
飛球、直球、死球…
などの野球用語を発明した
野球マニアでもある。
(松山は、野球と俳句の街)
「しいのき心療内科」の近くにあった
末広小学校卒。
東大教養学部の同級生に、
夏目漱石、南方熊楠、
秋山真之らが居た。中退。
(当時、松山→東大は、
かなりの才気煥発⭐)
脊椎カリエスの激痛に苦しみ、
寝たきり生活
→『仰臥漫録』を書き続けた。
他に、「病状六尺」「墨汁一滴」。
(今なら、ブログじゃな)
大きな頭で丸坊主。
無愛想で文句垂れ。
言いたい事は、黙っておれない。
愛称は、「よもだののぼさん」
毒舌ゆえに、敵多し。
弱っているのに、
喋り出すと止まらない。
ありとあらゆる事象を論評したがる。
人が帰ると、
2~3日は寝込んで動けない。
正岡子規によう似た男を知っとるぞな。
子規は亡くなったのが、34歳!
ちょっとだけ、よう似た男は78歳!
「もう死にそうじゃ」と言いながら、
ちいとも死なん。
風貌、毒舌、よもだ、直言居士、
寝たきり、痛み、仰臥漫録、
野球マニア…ふ~む(^^;
確かに、よう似とるが、
こちらは俳句を詠む才能無し。
俳号は無いが、通称は「くじら」。
ペンネームは、「鯨波の声」(ときのこえ)
たったの34年で、
文芸史に革命を起こした子規。
78年も生きて、
まだ道に迷い続ける藪医者崩れ。
僅か80年違いだが、
どこかですれ違ったかも。
堀之内の松山球場、
神戸大病院、
末広町商店街…
「おっさん、会いたかったぞな」
「俳句一つ作れんバカとは、話す気もせんがな」
やっぱり「似とる」は、失礼じゃわい(>_<)
2013.10.28 「よもだ」という宿題
(余談)
以下3つ、時代は変われど、
初夏を迎える感覚は同じ。
ほととぎす
鳴きつる方を
眺むれば
ただ有明の
月そ残れる
(小倉百人一首83番)
目には青葉
山ほととぎす
初鰹
(山口素堂)
