(172)・・・自殺問題・・・
最近も、芸能人の自殺報道があって、「聞いただけでも気が滅入るがな」という声を聞く。しかし日本では、年に20000人もの自殺者が居て、一日平均55人、1時間に2人以上が死んでいる。20代から60代まで、万遍無く死んでいて、圧倒的に2倍ほど男性が多い。
(世界の自殺者)
1位 グリーンランド
2位 リトアニア
3位 韓国
4位 ギニア
5位 カザフスタン
6位 スロベニア
7位 ハンガリー
8位 クロアチア
9位 スリランカ
10位 ラトビア
11位 ベラルーシ
12位 ウクライナ
13位 日本
14位 ロシア
15位 モルドバ
16位 ポーランド
17位 セルビア
18位 ベルギー
19位 ウルグアイ
20位 ブータン
21位 フィンランド
22位 南アメリカ
23位 オーストリア
24位 台湾
25位 エストニア
26位 フランス
27位 スリナム
28位 ボスニア・ヘルツェゴビナ
29位 チェコ共和国
30位 キューバ
グリーンランドが断トツに多いのだが、ここは裕福な人が住んでいる。原因は、寒さ凌ぎのアルコールであり、日照時間の少なさである。つまり、うつ病がかなり多いのだ。皆さん、太陽の下で散歩しましょう。
上位には、アルコール消費量が多い国が入っている。(→アルコール性うつ病)
韓国は特殊であり、ここは激しい学歴社会、厳しい競争社会であり、「勝ったものが偉い」という国柄なのだ。逆に言えば、「負けた者は死ぬしかない」のである。
(世界の幸福度)
1位 ノルウェー
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 スイス
5位 フィンランド
6位 オランダ
7位 カナダ
8位 ニュージーランド
9位 オーストラリア
10位 スウェーデン
11位 イスラエル
12位 コスタリカ
13位 オーストリア
14位 アメリカ
15位 アイルランド
16位 ドイツ
17位 ベルギー
18位 ルクセンブルグ
19位 イギリス
20位 チリ
21位 アラブ首長国連邦
22位 ブラジル
23位 チェコ
24位 アルゼンチン
25位 メキシコ
26位 シンガポール
27位 マルタ
28位 ウルグアイ
29位 グアテマラ
30位 パナマ
31位 フランス
32位 タイ
33位 台湾
34位 スペイン
35位 カタール
36位 コロンビア
37位 サウジアラビア
38位 トリニダード・ドバゴ
39位 クウェート
40位 スロヴァキア
41位 バーレーン
42位 マレーシア
43位 ニカラグア
44位 エクアドル
45位 エルサルバドル
46位 ポーランド
47位 ウズベキスタン
48位 イタリア
49位 ロシア
50位 ベリーズ
51位 日本
日本は、幸福度がかなり低く、自殺者が多い。要するに、国は富んでも、国民は貧しいのだ。ところが、多くの国民は、これが当たり前だと思っている。国の貧しさは、政治の貧困である。「お上意識」を捨てて、怒りの炎を国家権力にぶつけて行かねば…!
自殺報道の後、必ず、「心のダイヤル」だとか「いのちのSOS」だとか、どこかに相談しましょうと聞かされる。ハッキリ言って、無駄だろう。中には、「専門医にかかりましょう」と言われ、精神科を勧められる。
専門医に行くと、抗うつ剤やベンゾ系抗不安剤・眠剤などを、しこたま盛られてしまう。
抗うつ剤→衝動性亢進。ベンゾ系→脱抑制。つまり、ブレーキが利かなくなって、しかも死に対する怖さもぼかされて、その気も無いのに、あっという間に衝動死してしまう。日本は、世界一のベンゾ消費国である。
じゃあ、カウンセリング(精神療法)はどうか?期待してはいけません。そんな立派なカウンセリングなどありません。気休め程度で行くなら結構。それ以上は望んだらダメです。かえって傷ついたり、イヤなことを思い出さされたり、結構、後遺症があるんですよ。
要するに、病院やクリニックなどは、1人1人の人生に本気で寄り添ってくれたりはしない。
じゃあどうしたらいいのか?
まず、ぐっすり眠る、休む。とことん、布団かぶって寝て暮らそう。その為の薬なら、一時的にはOKだろう。
それから大事なのは、逃げることだ。「忍耐は美徳」、「辛抱の花が咲く」、「石の上にも3年」…など、誤った道徳観に洗脳されている人は危ない。嫌なことから、逃げるのがいい。会社を休む、辞める。学校に行かない、やめる。別居したり、離婚する。我が身を守るには、逃げるが勝ちじゃあ。
よく、ネガティブ思考や悲観的な考え方を変えましょうと言う。ほうじゃろか?愚痴が多く、人に依存したり甘えたりするのは、生きのびるスキルじゃないんか?ポジティブで楽観的で、行動的な人の方が心配じゃ。白か黒、100か0、善か悪…というハッキリした生き方こそ、危ないんぞな。
テレビのワイドショーで、赤坂クリニックの坂元薫が、「うつ病は絶対に治ります。抗うつ剤や精神安定剤などは、危険な薬じゃありません」と、繰り返し言っていたが、あれは、詐欺であり、犯罪である。おのおの方、医者やテレビに、騙されてはなりませぬぞ。