(93)・・・東京五輪万歳・・・

安倍晋三が、ブラジルのリオデジャネイロに飛んで、「(福島の原発は)アンダーコントロール」だとか「(7月の東京は)温暖で理想的な気候」だとか、嘘八百を並べ立てて、東京五輪はスタートした。しかし、JOC竹田恆和会長の巨額贈賄により、この時点で東京五輪はすでに決定済みだったのだ。竹田は、明治天皇の孫であり、フランス検察に起訴されてからは、JOCが2億円(←血税)もの弁護費用を出して、守ろうとしている。

総理大臣として、「息を吐くように嘘を吐き続けた※」安倍は、いずれ舌をペンチで抜かれるだろう。JOC会長は、山下泰弘に代わり、同じく五輪組織委員会の会長も、女性蔑視発言により、森喜朗から橋本聖子に代わった。

東京五輪は、最初「復興五輪」と銘打っていたはずだが、「東京は福島から250キロ離れているので安全」という、被災地を切り捨てる発言がミソをつけて、いつの間にか「人類がコロナに打ち勝った証」としての五輪と、言い換えられた。しかし、御承知のように、コロナが蔓延する中での強行突破に、このスローガンも、こっそり使われなくなった。

そもそも、リオでのアピールは、金のかからないコンパクト五輪だとか、女性参加だとか、多様性と調和、環境五輪など、美辞麗句を並べていた。しかし、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会および東京都、国の赤字の総額は約2兆3,713億円にもなると言う。過去の五輪と比べても、東京五輪の予算は金メダル!である。

これを誰が払うことになるか?ご存知だろうか?→(答え)もちろん、税金になって庶民にツケが回って来る。「コロナからの復興増税」とか何とか言うだろう。もちろん、小池も森も菅も竹田も、1円の弁償もしないのだ。

コロナ感染者が1万人単位で自宅療養を強いられ、数十名の人たちの命が失われた。その隣で、何兆円もの予算をじゃぶじゃぶ使った五輪祭りが開かれたのだから、感染死した人たちの憤懣やるかたないことだろう。しかし、政府の誰一人として、お悔やみを言ったのを聞いたことが無い。昨年のコロナ緊急事態宣言から、1年半も過ぎたが、政府は未だにPCR検査の拡充を…などと寝言を言いまくり、仮設病院や野戦病院の建設の一つもやっていない。

閑話休題。近頃、米倉涼子のドラマの影響か?フリーの医者が増えているという。どこかの病院に所属することなく、3つ4つの病院、クリニックを回り、週2コマとか3コマずつの外来をこなし、寝ていれば済むような夜勤をやって、高収入を得る。普段はどこにも所属しないから、何の責任も取らない。こういうやからが、五輪の医療従事者に応募し、馬鹿高いバイト料をせしめて行く。もちろん、コロナ病院の人手不足など知らん顔である。計算上は、医者の数は多いはずだが、こんな風に医者は、「現場」からは消えているのだ。こういう「医者もどき」の免許は、取り上げても構わない。

フリーのジャーナリストで武田砂鉄という男が居る。その人のレポートの一節を、ここに載せておきたい。
『…旧国立競技場の隣に霞ケ丘アパートという都営住宅がありました。1964年(昭39)、前回の東京大会の際に建てられた、10棟ほどの団地には、多くの高齢者が住んでいました。ところが、競技場を建て替えることを理由に取り壊されました。何十年も住み続けてきた人々は強制的に転出させられ、一帯では再開発が進み、高層ビルが建ち始めています。終の住処ついのすみかだと考えていた高齢者の住まいをつぶし、コミュニティーをぶっ壊したところに、お金を持つ人々がやって来る。
嘘をついてお金かけまくって街を壊し、どこが「多様性と調和」なのでしょう。「これは金儲けのための五輪です」と正直に言ってくれた方が、まだすっきりします…。』(拍手☆)

書けばきりがないが、TBS「報道特集」で、大会関係者が、20会場分の「13万食、1億6000万円相当」を廃棄したと、内部告発があった。しかも会場は20会場だけでなく、全部で42会場ある。13万食どころではなかったということだろう。

一方のニュースでは、母子家庭の母親が、コロナで失業し、親子が一日2食で頑張っているという映像が流された。週一回の子ども食堂も、予算が足りず、しかしこんな子どもたちの為に、何とか開かれていて、ここの食料も、市民のボランティアが支えている。

最近のニュースでは、五輪組織委員会は、50枚入りのマスク約660箱、ガウン約3400枚、消毒薬約380本など、500万円分を廃棄!していたと言う。たまたまバレたのがこれで、実際は氷山の一角に違いない。自分の金じゃないと、こういう鈍感さが露わになる。

森喜朗の女性蔑視発言、開閉会式の責任者、佐々木宏の渡辺直美「オリンピッグ案」事件(ピッグは豚)、作曲者、小山田圭吾の障害者いじめ問題、同じく制作チームの小林賢太郎の「ホロコースト」コント問題など、さすがに「多様性」に満ち溢れた五輪だった。ジェンダー平等ランキングで、対象156カ国中、日本は120位(世界経済フォーラム)らしいが、お見事と言うほかはない。

これらを見て、「やっぱりオリンピックは素晴らしかった」と言うのだろうか?スポーツ好きの僕でさえ、なんにも面白くなかったし、せっかく頑張っていたアスリートたちも、大金持ちの前で、余興をさせられているピエロにしか見えなかった。

やはり五輪は、本来の、簡素で質実剛健たるアマチュアリズムに戻るべきだろう。
最後に、元柔道メダリストで、五輪組織委員会で、1人決然と「東京五輪中止」を訴えていた山口香の発言を聞いておきたい。
「オリンピックはマイナースポーツのためにあると、私は思っている。正直に言えば、サッカー、テニス、ゴルフにオリンピックは必須ではない。テニスなら全仏オープンやウィンブルドンがあり、そこで優勝するほうがよっぽど価値があるし、サッカーだってワールドカップがある。でも、馬術やウエイトリフティングなど普段はそれほど注目されないスポーツにとって、オリンピックは多くの人に見てもらい、すべての選手がスターになれる4年に一度のチャンスになる」

「息を吐くように嘘を吐く」とは…ニコニコ大百科(仮)より

(出典:イラストAC

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