(183)・・・貧乏性・・・

 節約家でも、ケチでもなく、貧乏性というものがある。

節約家は、目標があって、貯金して老後に備えたり、家を建てたりする。僕には、そういう観念が無いし、もちろん家も土地も何にも興味が無い。

ケチは吝嗇りんしょくとも言い、よく国語の漢字問題に出る。ケチは、「怪事けじ」と言って、不吉という意味の言葉が訛ったものらしい。銭ゲバとか、守銭奴しゅせんどとかも似たような意味だろう。

自分は、幼少期の環境由来から、貧乏性である。1円2円にこだわり、少しでも高いと、他の店に探しに行く。そのくせ、金遣いは荒く、懐はいつも寂しいのだ。

朝食用のパンは、Pascoのスナックレーズン(8本入り)¥148を追いかけている。毎朝2本食べるから、これで、4日間は持つのである。置いているスーパーは限られている。

ヨーグルトも、TOPVALUEの400g入り¥98しか買わない。これを、2日に分けて食べるのだ。ひきわり納豆は、普通の納豆より高いけれど、中身が濃いと友人に教えてもらった。それでも、3パック¥98以上のものは、買ったことがない。(いずれも税別)

暑くなると、アイスを食べたくなる。ガリガリ君も悪くは無いが、最高は、「クラシエかき氷いちごバー」(7本入り)で、¥324☆。他にも、いちごバーが出ているが、大体100Kcalだから、クラシエの35Kcalは優秀ではないか。漢方も、ツムラ以上によく使うのが、クラシエである。

イチゴやミカンは、一袋¥398なら買わない。¥298ならOKだが、イチゴは贅沢品のような気がして、結局買ったことがない。今年から、チーズをやめて、トマトジュースもやめて…余計なものは削りに削った。スーパーには行っても、コンビニは避ける。¥10~20~50は高くつくけんな。

消費増税以降、ウクライナ危機に至るまで、値上げラッシュは止まらないし、これからも危機はひどくなるだろう。日本の食料自給率は、30%台になってしまい、周囲を封鎖されたら、あっという間に飢餓に陥るだろう。休耕田が増え、空き家が増え、限界集落が増えたのは、自民党の農業政策の失敗だが、やつらは絶対に認めようとしない。今頃、地方への移住促進策などと言っているが、伊方原発のある愛媛になど誰が来たいものか。

話は逸れた。食べるものにケチっているが、服も同じである。ひと冬の間、同じものを着て、同じズボンを履いている。ひと夏でも同じ。靴下は、大体穴が開いているが、外から見えなければ履き続ける。靴もトコトン捨てない。同じスニーカーを、洗濯しながら履き続けるから、底は斜めに潰れている。

こんなに貧乏性なのに、要らぬものは、衝動的に買ってしまう。Amazonには、やられっぱなし。使いもしないものが、押し入れのゴミなっている。痛みやコリをほぐす…という売り文句に、何度騙されたことか?他には、むくみ取りソックスのたぐいにも騙されっぱなしである。

名誉のために弁解するが、気前は良い。身代しんだいを潰しそうになるまで、カンパや寄付をした時代もあった。

節約家も良し。ケチも良し。貧乏性には、実りが無い…あ~あ。

 ※消費税…高齢化社会になるから、福祉に金が要る。だから、消費税を負担してください。これが、自民党の言い分である。もちろん、真っ黒な嘘である。消費税分の税収は、大企業優遇税制に振り向けられている。貧乏人から集めた金を、大企業に回し、国の景気が良くなれば、いずれ貧乏人に回って来ますからね。アホノミクスは、こういう甘言で国民を騙し続け、もちろん、庶民の給料は上がらず、生活保護や年金は削られて来た。いつまで騙されたら、気が済むんや?めでたやめでたや、バカ国民☆

(出典:イラストAC