(123)・・・ゴロツキ集団、橋下維新・・・

 衆院選は、戦前の予想通り、維新が躍進した。暗黒時代の幕開けである。

橋下は、「一民間人として」などと平気で噓を付き、コメンテーターとしてあからさまに維新を応援している。一回200万円の講演料の一部を維新に寄付しているが、維新から支払われる講演料の原資は、国民の税金である。つまり、自分の所で金をグルグル回しているだけ。こいつが、維新の創設者であり、顧問弁護士として、隠れ蓑をかぶっているのだ。

 こんな男に騙される日本低国人民の、おバカさ加減が危なくて仕方がない。維新が、単なるゴロツキ集団だということをご存知だろうか?

 暴言、暴行、殺人未遂、公職選挙法違反、買収、収賄、公私混同、ニセ署名集め、マルチ商法(詐欺)、酩酊、公然わいせつなど、キリが無いのだが、「切れ味の良さ」を誇っている橋下は、これらには見て見ぬ振りで、何も言わない。

 なにしろ、松井大阪市長(代表)が、公金でホテル住まいをしたり、公用車でサウナに出かけたり、30人の宴会をやって開き直ったり、やりたい放題である。副代表の今井豊は、収賄で姿をくらませた。吉村大阪府知事(副代表)は、「コロナは、イソジンで解決する」と早トチリ会見をし、「大阪製ワクチンでもう大丈夫」と見得を切ったが、今では効果無しで立ち消えになった。

 2000年代初頭、大手サラ金「武富士」は反社会的な取り立てや違法な業務などを批判され、自社を告発するジャーナリストに対し、訴訟を連発。言論封殺を目的に、高額の損害賠償を求める「スラップ訴訟」を繰り返していた。その当時、武富士の担当弁護士を務めていたのが吉村である。(ついでに、橋下徹も大手サラ金「アイフル」の子会社の顧問弁護士を務めていた)。

 武富士事件は、ジャーナリストに「盗聴行為」をはたらき有罪判決を受けるなど、サラ金の犯罪行為が明るみになった。その時、ジャーナリストと共に、悪徳サラ金に立ち向かったのが、宇都宮健児弁護士(西予市明浜町出身)である。

 橋下や吉村などの維新が、保健所や病院の統廃合をやった結果、大阪では、東京よりも圧倒的に多い自宅待機者→自宅死亡者が出たのだが、責任は誰れも取らず、知らん顔をしている。

 維新は、野党でもなく与党でもないから、ゆ党と揶揄されるが、実態は、自民党よりも右翼集団である。なにしろ、パソナ竹中平蔵がブレーンであり、新自由主義をあからさまに標榜している。要するに、勝ったもの勝ち、負けた者は死ね…という究極の「自己責任論」である。

 表の顔は、自民公明を批判しても、裏では、安倍や菅にペコペコする。大阪人のゼニもうけ感覚だから、万博や巨大カジノの誘致には、血眼になる。その為に、吉本興業とタッグを組み、バカタレ(ント)が維新を応援している。何より危ういのは、自民公明の尻を叩いて、改憲に突き進もうとすることだろう。改憲と言っても、あいつらの改憲は、第9条(戦争放棄)が邪魔でたまらないのだ。

 「身を切る改革」と言い、知事や市長の退職金を0にした…と大見得を切っているが、毎月の給料を増やして、結局のところ、総額は増やしている。こんな詐欺まがいのやり方に騙されるのが、大阪人である。

最近は、「文書通信交通滞在費」100万円を、使わなかったら国庫に返納すべし、と鬼の首でも取ったように騒いでいる。ところが、その何十倍にもなる「政党交付金」(←国民一人当たり¥250)は、その年使い切らなかったら、返納義務があるのだが、「基金」という隠し金庫を設けて、15億円も貯め込んでいるらしい。

自民が、やくざ組織なら、公明はたいこもち集団。そして、維新こそ「半グレ集団」として、カネに群がるハイエナのようである。こいつらは、互いに牽制しながら、互いを利用し、権益を大きくして行くだろう。何も知らないおバカ国民は、おとなしく騙されるのみ…あ~あ、情け無や、情け無や~。

(出典:イラストAC