雑言集…(007)【嘘にも色々ありまして~♪】

嘘嘘嘘よ~みんな嘘~神谷の言うことみんな嘘~♪
「まつのき小唄」(二宮さよ子)が流行ったのは、昭和39年。今こそ流行ってほしいものだ。
①よくあるのは「今日の手料理どうだった?」「なかなか美味しかったよ」…つまり社交辞令やおべんちゃらの類で、むしろついた方がよい嘘。
②ホラは、法螺貝を吹くように大袈裟で悪気の無い嘘…明石家さんま。
③ガセも嘘だが、これは人騒がせのガセであり、先汁新田の得意技。
④デマは煽動目的で、社会や敵対者を陥れる為の作戦行動である。立花はこれで人殺しをやっている。
⑤次に、でたらめや出任せ。サイコロの目のように、出たとこ勝負の舌先三寸。
これが日常的に習慣化して平気なのが、神谷嘘平のような「虚言癖」であり、息を吐くように嘘をつく。ここまでは病気とは言わない。
⑥最後に厄介なのは「空想性虚言症」。これにはグラデーションあれど、虚言癖のようにわさと嘘をつく訳ではない。自分に酔うような空想(又は妄想)に浸って居る内に、現実と空想を分離出来なくなる。つまり嘘をついている自覚が無く一瞬一瞬は大真面目なのだ。
最近は神谷がこちらの要素もあるのでは?と考えるようになった。
ミュンヒハウゼン症候群(詐病)のように、承認欲求の強い“かまってちゃん”ならあり得るだろう。
まだ空想と現実に両股がかかっていると、回帰錯誤(思い出し間違い)を起こすから、話の辻褄が合わなくなる。斎藤元彦によく見られる。
自分も含めて、あちらとこちらの境目に棲む人間こそ厄介なのだ。