雑言集…(009)【我が不倶戴天の敵①、アルコール😱 】
物心ついて70年余、蛇蝎の如く嫌い続けたもの…読売巨人軍、宗教…そしてアルコールである。
これは、父親のアルコール中毒が明確な理由であり、且つ、自分が仕事をするようになって、宗教性精神疾患と並び、最も難渋したのがアルコール中毒だった。
世には、酒のCMが異常に溢れ、まるで「飲まなきゃ損、損」と囃し立てる。比較的安価で、現実逃避出来るのだから、酒害者の実数は、実際の10倍を遙かに超えるだろう。「わしは中毒じゃないぞな。明日からでもやめて見せるけん」で通ってしまう。
何が嫌いか?理由は数あれど、酒がマッチョイズムのマウント取りに使われる事だ。「わしの盃が飲めんっちゅうんか?」「おぉよう飲んだのぉ。こいつ男上げたぞな」
つまり、マッチョイズムや男尊女卑ゆえに、酒飲みは右翼であり、右翼は酒飲みが多い。
酒はアセトアルデヒドになり、酔いや頭痛、吐き気を催す。その分解酵素が2種類あり、Aは迅速型、Bは遅延型。両親が共にA型なら子は上戸になり、共にB型なら下戸になって、奈良漬けでも真っ赤になる。
覚醒剤で知り合った某組長(下戸)は、自分では一滴も飲まず、子分には忠誠の酒を飲ませるから、急性アルコール中毒を何人も連れて来た。
田舎では、選挙と祭りになると、ヤーサン風か増え、パンチパーマ屋は大忙しになる。「一人前に男らしく」なる為には「付き合い」と「飲みっぷり」の2つが村八分を避ける秘訣なのだ。
戦前に東京から松山に嫁いだ母は、「四国にはまだ土人が居るらしいよ」と忠告されたらしいが、「まだ居るぞな」