(154)・・・アベシンゾー・・・
ウラジミール・プーチンの侵略が始まって、世界中が悲鳴を上げているのに、一人だけ他人事のような顔をしている男が居る。クリミア侵攻の時でさえ、見て見ぬ振りをし、ひたすらプーチンに媚び、巨額のカネ(=国民の税金)3000億円を貢いだ男、アベシンゾー。
「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ているよ」
「ゴールまで、……二人の力で、駆けて、駆けて、駆け抜けようではありませんか」
あ~あ、気持ち悪い。27回も会って、秋田犬までプレゼントし、北方領土問題は1ミリも進まないどころか、ウラジミールに弄ばれた。
長い間、総理大臣をして、いったい何をやったのか?
感染対策に意味のないガーゼマスクを、恩着せがましく配ろうとしたアベシンゾー。
総事業費500億円もかけ、しかも8000万枚、115億円分余ってしまった。その保管に6億円、検品に20億円、しかも1割強が不良品。廃棄費用も、6000万円かかるから、捨てるに捨てれず、希望者に配送するには、10億円もかかる。(その後どうなったのやら?)
維新の議員が、国会質問で、得意そうに「マスクを分解したら、産着(うぶぎ)になります」などと、見え見えのおべんちゃらを言ったのが、滑稽だった。要するに、アベノマスクが使い物にならないと認めたようなものである。
これだけ笑い者になっても、ミスを認めない。マスクなら、まだ笑って済ませるが、アベシンゾーの身を守るために、財務省、赤木俊夫さんは死に追いやられた。赤木さんだけじゃなく、国土交通省、財務省、厚労省など、霞が関の官僚たちも、公文書改竄や破棄をやらされて、役人を辞める者が続出したのだ。
厚労省は、「毎月勤労実態」統計の書き換えをやり、財務省は、森友関係の書類を、改竄、破棄しまくった。そして、今度は、国土交通省が、「建設工事受注動態統計」を嘘で固めていたのだ。それが、アベシンゾーが首相になった2012年から始まったらしいから、要するに、アベノミクスが成功しているように見せかける為、GDPの水増しをやっていたのだ。
(噓つきは、総理大臣のはじまり)
アベシンゾーが一切謝らないから、周囲の皆が悪者になって行く。あの男がやったことは、アベノマスク以外に思いつかないが、他には、トランプにゴマをすって、アメリカのF35戦闘機を、147機6.7兆円で買わされたことくらい。愛国者気取りだが、愛している国はアメリカなのだ。日本を、外国資本に売り渡す(水道、郵便、保険)のだから、こういう奴を「売国奴」と言う。
そう言えば、アベシンゾーがやったこと、もう一つ。ゴマすりジャーナリスト、山口敏之の伊藤詩織さんレイプ事件を、もみ消そうとした。当時の警視庁刑事部長、中村格(いたる)は、その手柄により警察庁長官に出世した。森友事件の佐川宣寿(のぶまさ)が、国税庁長官になったり、黒川弘務を検事総長に起用しようとしたり(実際は、賭け麻雀事件でダメになった)、自分を守るためには、三権分立を破壊し続けたのだ。
こんなロクでもない男が、最近、性懲りもなく動き始めている。ウクライナ危機に対して、今度は「核の共同保有を!」「憲法第9条を改正しよう」である。軍事力には軍事力を、力には力を…こいつの頭はプーチンである。
NHK『クローズアップ現代』の国谷裕子は、いつのまにか消されてしまったが、NHKとロシア国営放送とは、何程の違いも無い。昔、『報道ステーション』で、評論家の古賀茂明が、「I am not ABE」という手製の紙を掲げたことがあった。その後の古賀は、テレビには出れなくなり、テレビ朝日にはお上からお灸が据えられたのだが、この件に関して、どの局も新聞も、見て見ぬ振りを決め込んだ。
ロシアの国営テレビで、女性ディレクターが突然画面に登場し、「戦争反対!プロパガンダ(偽情報)に騙されるな!この人たちはあなたにうそをついている」と反プーチンを叫んだ。これに対しては、大いに拍手した日本の新聞やテレビだが、古賀茂明の「I am not ABE」も同じ問題なのに…・恥ずかしくないのか?
安倍政権の締め付け以降、日本のマスコミの萎縮、忖度はひどくなったが、これは対岸(ロシア)の火事ではない。日本にも、プーチンの卵がウヨウヨ居るのだ!!
(追記)元来、新聞とは呼べるほどのレベルじゃないが、「読売新聞」は、大阪府にすり寄って、「連携協定」を結んだ。要するに、維新の悪だくみ(IR誘致や万博の無駄遣い)には目をつぶるので、大阪周辺の情報を優先的に出してくれ…という醜悪な協定である。「全国紙」の看板をかなぐり捨てて、「大阪維新の広報誌」に成り下がったのだ。
『参考』世界報道自由度ランキング
- ノルウェー
- スウェーデン
- フィンランド
- デンマーク
- コスタリカ
- オランダ
- ジャマイカ
- ニュージーランド
- ポルトガル
- スイス
- ベルギー
- アイルランド
- ドイツ
- カナダ
- エストニア
G7諸国では、ドイツ13位、カナダ14位、英国33位、フランス34位、イタリア41位、米国44位、日本67位の順。
アジア諸国では、韓国42位、台湾43位、香港80位、インドネシア113位、マレーシア119位、タイ137位、フィリピン138位、ミャンマー140位、カンボジア144位、ロシア150位、シンガポール160位、ベトナム175位、中国177位、北朝鮮179位。
(ロシア国営放送を嘲っている余裕は無いぞな!!)